今なぜボーイスカウトが注目されているのか?
昔は小学校でやっていた事なのに、今はできない事って沢山ありませんか?「危ない」や「ケガをした」などの理由で多くの体験型授業がなくなり、机上や映像での学びが増えています。近年プログラミング教育の導入や英語教育など、スキルを身に着けさせる教育も増えている中、もっと「人」に近い教育が忘れ去られている気がします。
発見や不思議と思う事は、身近に沢山存在しています。目で見て、音を聞いて、触って感じて、体を動かして体験することで入ってきた情報は「本当の事」です。こういった経験値こそが「発見」や「想像力」に繋がります。子供の時に多くの体験を積むことは未来に役立つ経験値となってその子の人生を支えていきます。
どこかにこのような全てが詰まったものは無いかと調べると「ボーイスカウト」に行きつくはずです。
今、情報があふれるインターネットの時代に、自分で考え行動するボーイスカウトの「そなえよ、つねに」の精神が注目されています。これは将来、困難に直面した時の問題解決力、本物を見抜く力、”人”としての力を養い、あらゆる行動の基礎になるからです。
ボーイスカウトって何?
では、そもそもボーイスカウトとはどんな仕組みで、どんな団体でしょうか?
古くからあるこの仕組みは1907年のイギリスが発祥ですが、その内容の素晴らしさから瞬く間に全世界へと広がりました。日本でも1908年(明治41年)にはその活動が伝わり、ボーイスカウト運動として全国に広まりました。
全世界で4000万人が参加し、日本では10万人を超える人が参加しています。
ボーイスカウトをわかりやすく紹介した動画が以下にありますので、ご覧ください。
ボーイスカウトの活動
野外での活動を中心とするボーイスカウトは、自然の中で遊びながら多くの事を学びます。野外活動の際に小グループで活動するため、仲間との協力、リーダーシップ、役割分担などを通じてお互い尊敬しあい、責任感と指導力を身に着けていきます。
身近な自然は、地球という大きな自然につながるもので、日常の自然と触れ合う事は多くの知恵と技能を身に着け、それは強い自信と意思を持つことに繋がります。そしてそれらは新しい事を見つける「好奇心」や「冒険心」に繋がります。
ボーイスカウトの構成
ボーイスカウトの構成は国によって多少異なりますが、日本のボーイスカウトは学年や年齢によって以下のような5つの部門によって呼び名が与えられています。「ボーイ」と言っても、もちろん女子も沢山参加している活動です。
小学校1年生4月~
小学校3年生4月~
小学校6年生4月~
中学校3年生9月~
18歳~25歳
ボーイスカウト団は全国各地に存在しています。自分の住まいに近いところのボーイスカウト団を探して、すぐに冒険に出かけてみましょう!以下のボーイスカウト日本連盟の公式サイトより近くのボーイスカウト団を検索できます。
www.scout.or.jp
狭山市にもボーイスカウト団があります!
狭山市にはボーイスカウト狭山第一団と狭山第二団の2つの団があります。お住いの地域に合わせて参加できます。
主な活動場所
- 狭山第一団キャンプ場
- ロッジ水野里山
- 狭山市内各地の公民館
(水野・入曽・富士見他)
活動日
月2回 土・日曜日
詳細
お問合せ
団委員長:山口(TEL :090-3687-6653)
Emailでのお問合せはこちら!
<狭山のボーイスカウト指導者からのメッセージ>
スカウトたちのキラキラした表情、純粋な心に触れるたびに、子供たちの大きな可能性を感じます。異年齢構成の中で身につける社会性、学校とは違う仲間との交流で広がる視野。グループの中で「自分」を表現し、共に過ごす「仲間」に感謝する環境を大切にするとともに、「自然」というフィールドの中で、好奇心や冒険心を存分に満たしてほしいと思います。』
本当の先生は「地球!」
百聞は一見に如かず!
自分の体験は経験値として、これから生きていく未来に役立ちます。普段から自然に触れていると不思議な事がいっぱい。こうしてみると私たちは、自分たちについて分からないことを探求していく中で、好きな事、仕事になるもの、趣味になるものが見つかっていくんだなと思わされます。
スマートフォン、AI、など新しいテクノロジーだけでなく、これから様々な問題に向き合うために、まず基礎となる経験値と好奇心が無ければ何をやっても身につきません。ボーイスカウトはそういった「人間力」を育む素晴らしい活動になっています。