昨年は28件、今年7月末までで23件。狭山市内の特殊詐欺被害件数。

by i Sayama事務局
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埼玉県内全域で増加傾向にある特殊詐欺

平成30年度中の埼玉県内の特殊詐欺全体の被害金額は25億6395万円で29年度中と比べて+1億6,141万円と被害額が増加しました。そして、今年令和元年の7月末現在での被害総額は14億589万円で前年同期比で+9570万円と今年もまた被害額が増加傾向にあります。

特殊詐欺とは警察官や金融機関の職員を装ってキャッシュカードをだまし取ったり、すり替えたり、または息子を語った振り込め詐欺などの詐欺全般を指します。中でも依然として振込詐欺が全体の殆どを占めています。

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狭山市内の被害状況

狭山市内の被害状況も深刻です。埼玉県警の発表によれば平成30年度の市町村別被害発生状況で、狭山市は28件、3523万円の被害が出ていますが、平成31年から令和元年にかけた今年7月末現在の被害状況で23件を記録。被害額も3635万円とすでに昨年の被害額を超えてしまっています。

>>埼玉県警特殊詐欺総合対策本部調べ(PDF)

社会構造が招く特殊詐欺

対策が難しい特殊詐欺に打つ手はないのでしょうか。この記事を見て多くの人は「なぜ騙されるのか?」と思うのではないでしょうか。高齢者を狙ったこのような詐欺はとても巧妙です。高齢者だけで暮らしている人は狙われやすく、また子供と暮らしていても被害にあっていたりします。

特殊詐欺は今の社会構造の弱いところをついた非常に計画的な詐欺です。人が相談しにくいような状況を作ったり、支払ったか分からないようにお金を抜き取ります。

いくら啓蒙したり、声をかけあっても、いざ一対一の状況になってしまうと言いなりになってしまいます。

地域間の見守りや協力が大切

振り込め詐欺だけでなく、最近では自宅まで現金を回収に来たりしています。核家族化し共働きになると夜まで地域に人が居ない状況が多くなっています。地域で見かけない人がいたり、宅配便のドライバーなどでもそこに住んでいない人には目を光らせなければならない時代になってきました。防犯カメラの設置など機器にたよるのも良いですが、まずは周辺住民とのコミュニケーションを密に取り合い、お互い地域の見守りをしていく必要があります。

周辺住民とはより密なコミュニケーションを取りながら暮らしていく時代に突入したのかもしれません。

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