WEリーグ初開催の川越運動公園陸上競技場
ちふれASエルフェン埼玉(EL埼玉)は11月2日(日)12:03、2025/26 SOMPO WEリーグ第12節にて、三菱重工浦和レッズレディース(浦和)をホームに迎えました。
この試合は、EL埼玉にとって「川越運動公園陸上競技場」で初めてのリーグ戦開催となり、多くのサポーターが駆けつける中、2,702人の観客が入場しました。新しい舞台での一歩を踏み出したEL埼玉でしたが、強豪相手に懸命に戦い抜いたものの、0対3で敗戦を喫しました。
初開催の川越で熱い応援
WEリーグが初めて川越の地で開催される中、試合は晴時々曇り、気温20.3℃の良好なコンディションで行われました。スタジアムには多くのファンが駆けつけ、新たなホームスタジアムの誕生を祝うかのような熱気に包まれました。
強豪浦和に先手を取られる苦しい展開
現在リーグ4連勝中と好調の浦和相手に、EL埼玉は粘り強く対応しました。しかし、前半41分、浦和の加藤千佳選手にダイレクトシュートを決められ、先制を許します。このシーンは「すごく抑えていいシュート」と評される見事なゴールでした。
EL埼玉もすぐさま反撃の機会を伺います。前半アディショナルタイムには、藤原加奈選手が横パスを受けた瀬戸口選手からのボールに反応しシュートを放つなど、ゴールを脅かすシーンを作りましたが、得点には繋がりません。0対1、浦和リードで前半を折り返しました。
後半も諦めないエルフェンの攻撃姿勢
後半に入っても、勢いのある浦和の攻撃は続きます。後半6分(51分)、浦和の加藤千佳選手にこの日2点目となるゴールを許し、点差は0対2に広がります。このゴールは、坂木原選手のトラップや伊藤選手のシュート、そしてこぼれ球への詰めに至るまで、「みんながみんなしっかりと仕事」をした連係プレーから生まれたものでした。
EL埼玉は交代枠を使いながら打開を図り、終盤まで果敢にゴールを目指しました。特に後半42分(87分)には、上村祥子選手(80分に藤原選手と交代で投入)からのボールを起点に、一度ブロックされながらも何度もゴールに迫る粘りを見せました。
しかし、試合終了間際の後半44分(89分)、浦和の丹野凜々香選手に冷静なシュートを決められ、勝負は決しました。
敗戦から次へ、積み重ねるEL埼玉
EL埼玉はシュート数では8本を記録し、強豪相手に奮闘したものの、結果は0対3での敗戦となりました。この埼玉ダービーの結果、EL埼玉は浦和に対しシーズンでダブルを許す形となりました。
EL埼玉の選手たちは、歴史的な川越での一戦で全力を尽くしました。この敗戦を糧に、次節こそはサポーターとともに歓喜の瞬間を迎えられるよう、さらなる成長を期待し、引き続き熱いエールを送りましょう。
