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【WEリーグ 第9節】藤原選手の執念の一撃!エルフェン、熊谷の地で最後まで戦い抜くも惜敗
2025年10月4日(土)、SOMPO WEリーグ第9節が熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にて行われました。ちふれASエルフェン埼玉(EL埼玉)はマイナビ仙台(マイ仙台)をホームに迎え撃ちましたが、1対3で惜しくも敗戦を喫しました。
曇り空、気温22.6℃という環境の中、674人のサポーターが詰めかけた熊谷のピッチで、EL埼玉は最後まで粘り強い戦いを見せました。
苦しい展開からの反撃
試合は前半を0対1で折り返す苦しい展開となりました。後半に入るとマイ仙台の攻撃が加速し、まずは60分に矢形海優選手に先制点を許します。このゴールは、こぼれ球を拾われ、腰をひねったパワーのある素晴らしいシュートで決められました。さらにそのわずか3分後の63分には、遠藤ゆめ選手に流し込まれ、点差を広げられてしまいます。この遠藤選手のゴールは、今シーズン初ゴールとなりました。
しかし、ここでEL埼玉の闘志に火が付きます。2点のリードを許した直後の69分、途中交代でピッチに投入された瀬戸口梢選手が素晴らしいクロスを供給。そのクロスにファーサイドで合わせたのが、藤原加奈選手でした。藤原選手はボールをゴールにねじ込み、サポーターに待望の瞬間をもたらします。このゴールは、瀬戸口選手の正確なクロスと、藤原選手がしっかりとボールをミートしネットを揺らした、まさに素晴らしいゴールであり、1対3と点差を縮め、反撃の狼煙を上げました。
最後までゴールを目指す
得点後、EL埼玉は勢いを取り戻し、最後まで果敢に攻め続けました。シュート数はマイ仙台の10本に対し、EL埼玉は9本と、互角の打ち合いを展開していたことが窺えます。しかし、試合終盤の86分、マイ仙台の津田愛乃音選手に、気持ちで押し込まれるようなゴールを決められ、万事休す。
樋口靖洋監督率いるEL埼玉は、佐久間未稀選手や柘植沙羽選手ら先発メンバーに加え、後半には坂井優紀選手、桂亜依選手らも投入し、最後まで粘り強く戦いましたが、あと一歩及ばず1対3で敗れました。
この悔しい敗戦をバネに、次節こそは勝利を掴み取り、サポーターの期待に応えるプレーを見せてくれることを期待します。ちふれASエルフェン埼玉、次こそは勝利を掴め!