狭山市の給付金は「全市民」が対象!
現在、日本国内では、エネルギー料金や資源、原材料などの高騰により、それらが食品や商品、サービスへと転化され物価高となっており、消費者の生活に大きな影響を与えています。このような状況を見て、狭山市は、「令和7年度 食料品等物価高騰対応給付金」を用意し、全市民を対象とした支援を行う事を発表しました。
制度の概要
物価高、特に食料品価格の上昇は、所得に関わらず全ての家庭を直撃しています。これに対応するため、狭山市では市民全員を対象とした支援を行います。
- 正式名称: 令和7年度狭山市食料品等物価高騰対応給付金
- 支給対象:基準日(2025年12月1日)に狭山市に住民票があるすべての人
- ※所得制限はありません。赤ちゃんから高齢者まで全員対象です。
- 支給額:1人あたり 4,000円
- 例:4人家族なら 4,000円 × 4人 = 16,000円
- 支給方法: 世帯主の口座へ、世帯全員分を一括振込
スケジュールと手続き(2026年1月〜)
- 通知発送: 2026年1月21日以降、順次発送
- 手続き:
- (A)「通知(ハガキ)」が届いた世帯: 過去に給付金を受け取っており口座が変わっていなければ、手続き不要で振り込まれます。
- (B)「確認書(封筒)」が届いた世帯: 口座情報の登録が必要です。同封の書類またはオンラインで申請してください。
- 支給開始: 2026年2月中旬から順次
- 申請期限: 2026年2月27日(金)必着 ※期間が短いので注意!
4,000円給付は「バラマキ」か「神対応」か?
この「全市民4,000円」という施策について、俗に「バラマキ」とも呼ばれるこの方法は果たして有効なのか、経済的な視点と市民生活の視点から考えてみましょう。
2025年11月の「物価高対応子育て応援手当」も同時期に振込予定
2025年11月21日に閣議決定された「強い経済」を実施する総合経済対策を踏まえ、狭山市では子育て世帯をへの支援として、0歳から高校生年代までのこども達に1人当たり2万円の物価高対応子育て応援手当を支給することになっています(こちらは2月下旬ころの振り込み予定詳しくは本ページ末のリンクを参照)。これは全国的に行われ、周辺市町村でも同様に行われています。狭山市はこの手当とは別に周辺市町村に先立って、今度は全ての市民に一律に配る4,000円を用意したという事です。
メリット:不公平感の解消と消費の下支え
従来の「非課税世帯限定給付」に対しては、「ギリギリ課税されているワーキングプア層が一番苦しいのに貰えない」「真面目に働いて税金を払っている層への恩恵がない」という不満(いわゆる「年収の壁」問題に伴う不公平感)が常にありました。 狭山市の今回の対応は、金額は小さくても「行政は全市民を見ている」というメッセージになります。貯金に回るよりも「日々の食費」として即座に消費される可能性が高く、地域にお金が落ちやすい施策と言えます。
デメリット:インパクトの弱さ
一方で、生活困窮世帯にとっては、支援額が心もとないのも事実です。家賃や光熱費の滞納を解消するほどの力はありません。 あくまで「今月の食費の足し」という位置づけです。また、地域の商店や飲食店などはコロナ以降廃業を余儀なくされていて、狭山市周辺も例外ではなく、多くの商店・飲食店が姿を消しました。給付されたお金の使いどころは大手チェーン店が多く、地方から中央へとお金が戻っていくだけになり、ますます地域経済の弱体化を招く恐れもあります。
タイミングの悪い衆議院解散
日本政府は1月23日の衆議院解散で、2月8日の投票を検討しています。昨年秋に新内閣が誕生し、新しい日本政府への期待の表れのように高い水準での支持率が続いていますが、自民党政権の現在、狭山市長も自民党である事から、事前に決まっていたこととは言え、選挙のタイミングでのバラマキという形になります。冬季の投票という有権者への負担増など、小さな不満の蓄積は政府への大きな不満へとつながりかねません。
給付金を装った「特殊詐欺」に騙されないで!
更にデメリットとして給付金のお知らせが届くこの時期は、市役所職員を名乗る詐欺電話や偽メールが急増します。
「手続きに不備がある」「ATMで受け取り手続きをして」といった言葉はすべて詐欺です。以下のポイントを絶対に忘れないでください。
狭山市役所が「絶対にしない」3つのこと
- ATM(現金自動預け払い機)の操作をお願いすること
- 「還付金があります」「給付金を振り込みます」と言ってATMに行かせるのは100%詐欺です。
- 受給のために「手数料」の振込を求めること
- 給付金をもらうためにお金を払うことは絶対にありません。
- メールやSMSでURLをクリックさせ、申請を求めること
- 市役所からの連絡は原則として「郵送」です。心当たりのないメールのリンクは開かないでください。
周辺の高齢者などにも声がけを
残念ながらこういった特殊詐欺被害にあう人は高齢者や周辺地域の人たちから孤立してしまって居る人が多く、このような記事や、ATMに貼られたチラシなどを読まない人たちが被害者になりがちです。自宅周辺の人たちや関係する人たちの間でも、声がけしていく事が重要です。
- 狭山警察署: 04-2953-0110
- 警察相談専用電話: #9110
- 消費者ホットライン: 188(局番なし)
