狭山市にお住まいの皆様、こんにちは! 今年も残すところあとわずか。年末の大掃除シーズンがやってきました。
大掃除の中で最も「気が重い」場所といえば……そう、キッチンではないでしょうか? 特に換気扇やコンロ周りのギトギト油汚れは、普通に擦ってもなかなか落ちず、時間ばかりが過ぎてしまいます。
そこで今回は、プロも実践する「油汚れをスルッと落とす裏ワザ掃除術」をご紹介します。特別な道具を買い揃える必要はありません。家にあるものや、市内のドラッグストア・スーパーですぐ手に入るもので実践可能です!
油汚れ攻略のポイントは「熱」と「アルカリ」
具体的な方法の前に、一つだけポイントを。 油汚れは「酸性」です。そして冷えると固まる性質があります。 つまり「アルカリ性」の洗剤を使い、「熱」を加えて緩めることが最強の攻略法なのです。
これを踏まえて、最強の裏ワザ4選を見ていきましょう。
裏ワザ1:換気扇・五徳は「ゴミ袋で煮込み漬け」
シンクを汚さず、お湯の温度もキープできる最強の方法です。つけ置きしている間に他の場所を掃除できるので、時短にもなります。
用意するもの
- 45Lゴミ袋(2枚)
- お湯(50〜60℃)
- アルカリ性洗剤(または重曹・セスキ炭酸ソーダ)
手順
- シンクにゴミ袋を広げる: お湯漏れ防止のため、ゴミ袋は必ず二重にしてシンクの中に広げます。
- パーツを投入: 換気扇のファンやコンロの五徳など、取り外せるものを入れます。
- 洗剤とお湯を入れる: お湯10Lに対し、粉末のセスキや重曹なら大さじ山盛り3〜4杯(液体洗剤なら多めに)を入れます。パーツが浸かるまで50〜60℃の熱めのお湯を注ぎましょう。
- 放置: 空気を抜くように袋の口を固く縛ります。冷めないようにダンボールやバスタオルを被せ、1〜2時間放置します。
- 仕上げ: 汚れがふやけているので、古歯ブラシなどで軽く擦ればスルッと落ちます!
注意点: アルミ製のファンは、重曹などの強アルカリに長時間浸けると黒く変色する恐れがあります。アルミ製の場合は中性洗剤を使用してください。
裏ワザ2:壁やレンジフードには「重曹×洗剤ペースト」
取り外せない壁面やレンジフードの側面には、洗剤が垂れない「密着パック」が有効です。
用意するもの
- 重曹:大さじ2
- 食器用洗剤:大さじ1
- ラップ
手順
- 重曹と食器用洗剤を混ぜて、ドロッとしたペーストを作ります。
- 油汚れがひどい部分にペーストを塗り、その上からラップを貼り付けます。
- 20〜30分放置した後、剥がしたラップを丸めてそのままスポンジ代わりにし、汚れをくるくると擦り落とします。
- 最後にお湯で絞った雑巾で拭き取れば完了!
裏ワザ3:不要なカードで「こそげ落とし」
スポンジがいきなり油まみれでダメになった経験はありませんか?洗剤を使う前の「ひと手間」で効率が変わります。
手順
不要になったプラスチックのポイントカードや会員証をスクレーパー(ヘラ)として使います。 洗剤をつける前に、固まった油汚れをカードのエッジで物理的に削ぎ落としてしまいましょう。
あらかじめ汚れの層を薄くしておくことで、その後の洗剤の効き目が劇的にアップします。削ぎ落とした油はキッチンペーパーで包んでポイ!です。
裏ワザ4:床のベタベタには「アルコール」
揚げ物をした後の床や、冷蔵庫の上のホコリ混じりの油汚れ。ここには「水拭き」ではなく「アルコール(消毒用エタノール)」が効きます。
手順
油はアルコールに溶けやすい性質があります。 汚れに直接アルコールスプレーを吹きかけ、キッチンペーパーで拭き取るだけ。洗剤成分が残らないので、面倒な「二度拭き」が不要なのが最大のメリットです。
【おまけ】掃除の仕上げに「リンス」でコーティング
せっかくキレイにしたキッチン、長持ちさせたいですよね。 仕上げに、水で薄めたヘアリンス(コンディショナー)を雑巾につけ、シンクや壁をサッと拭いてみてください。 リンスの成分が静電気を防ぎ、新たなホコリや油汚れをつきにくくしてくれます。
まとめ
いかがでしたか? 今年のキッチンの大掃除は、ゴシゴシ擦って疲れる掃除から卒業しましょう!
- ゴミ袋でお湯漬け(その間に休憩or他を掃除)
- 不要なカードで削る
- 重曹ペーストでパック
この3段活用で、狭山市の皆様のキッチンがピカピカになることを応援しています。 ゴミを出す際は、狭山市の分別ルール(「家庭ごみの分け方・出し方」)をしっかり確認して、気持ちよく新年を迎えましょう!
