明けましておめでとうございます。 2026年の干支は「午(うま)」。 十二支の7番目にあたる午年は、一般的に「活力」や「豊作」を象徴する明るい年とされています。
しかし、今年の午年は少し特別です。 実は2026年は、十干(じっかん)と十二支を組み合わせた「丙午(ひのえうま)」という、60年に一度しか巡ってこない強いエネルギーを持つ年なのです。
今回は、知っておくと会話のネタになる「2026年の午年」について詳しく解説します。
1. 2026年は「最強の火」の年?
干支は「十干(甲・乙・丙…)」と「十二支(子・丑・寅…)」の組み合わせで決まります。
- 十干:丙(ひのえ) = 「陽の火」。太陽のような強烈な火のエネルギー。
- 十二支:午(うま) = 「陽の火」。活発に燃え盛る火の性質。
つまり「丙午」は、「火」と「火」が重なる、非常に陽気が強く、エネルギーに満ち溢れた年となります。 これまでの殻を破るような大きな変化や、爆発的なブームが生まれる年になるかもしれません。狭山市からも、何か熱いニュースが生まれることを期待したいですね!
2. 「丙午(ひのえうま)」にまつわる伝説
年配の方の中には、「丙午」と聞いて昭和41年(1966年)を思い出す方もいらっしゃるかもしれません。
江戸時代の迷信に「丙午生まれの女性は気性が激しく、夫を尻に敷く(あるいは寿命を縮める)」というものがありました(『八百屋お七』が丙午生まれだという説から広まったと言われています)。 そのため、前回の丙午である1966年は、日本全国で出生数がガクンと下がったという歴史的な出来事がありました。
しかし、これはあくまで昔の迷信です! 現代では、この「強いエネルギー」はポジティブに解釈されています。 丙午生まれの人は、「情熱的」「行動力がある」「裏表がない」「カリスマ性がある」と言われ、リーダーシップを発揮して活躍する人が多いのが特徴です。 2026年に生まれる赤ちゃんたちは、きっと元気でパワフルな狭山っ子になることでしょう。
3. 「午(うま)」という漢字の成り立ち
そもそも「午」という字は、もともと「杵(きね)」の形を描いたもので、「突き当たる」「逆らう」という意味がありました。 これが転じて、草木の成長がいったん止まるほど盛んになる状態、つまり「陰と陽の転換点」を意味するようになりました。
一日の時間で「正午(お昼の12時)」に「午」が使われているのも、太陽が最も高く昇り、折り返す地点だからです。 2026年は、何かを「折り返す」あるいは「転換する」のに適したタイミングと言えるかもしれません。
4. 縁起の良い「左馬(ひだりうま)」
将棋の駒などで、「馬」の字が逆さに書かれた「左馬(ひだりうま)」を見たことはありませんか?これは古くから商売繁盛の守り駒とされています。理由はいくつかあります。
- 「うま」の逆は「まう(舞う)」:舞いはめでたい席で催されるため、福を招く。
- 馬は左から乗るとつまずかない:人生を無事に過ごせる。
- 下の部分が巾着の形に似ている:口が締まってお金が逃げない(富のシンボル)。
狭山市だと入曽駅近くを通ると、あるお茶屋さんの看板に大きく「左馬」が書かれていますね。お正月飾りやお店のディスプレイなどでもよく目にしますので、周囲を探してみるのも楽しいかもしれません。
情熱を持って駆け抜ける一年に
60年に一度の「丙午」。 迷信を吹き飛ばすくらい、パワフルで明るい一年にしたいですね。 「物事が『うま』くいく」という言葉通り、皆様の願いが叶い、狭山市全体が活気に満ちた年になりますように。
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