無念のプレイオフ1回戦敗退、それでも、来シーズンがある!
B3リーグプレイオフ1回戦。我らがさいたまブロンコスは、立川ダイスとの2連戦に挑みましたが、残念ながら2連敗を喫し、3戦目を待たずして敗退が決定してしまいました。
プレイオフという特別な舞台。選手たちのこの試合にかける強い思いは痛いほど伝わってきましたが、それが結果的に空回りしてしまう、ブロンコスファンとしては非常に悔しい、そして心残りのある結末となりました。しかし、最後まで戦い抜いた選手たちに最大限の拍手を送るとともに、この2試合を振り返りたいと思います。
GAME1:思いの強さが空回り?延長戦にもつれ込む死闘の末に…
試合結果:さいたまブロンコス 96 – 101 立川ダイス(延長)
第1戦目、序盤からどこか不穏な空気がコートに漂っていました。選手たちの気合が入りすぎてしまったのか、試合前半にはデビン・オリバー選手やケネディ・ミークス選手にテクニカルファウルが飛び出すなど、ファウルがかさみ、自分たちのペースを掴みきれない苦しい展開となりました。
また、ゴール下ではリングに嫌われるシュートが多くみられ、第3クォーターまでは追いかける展開が続きました。それでも意地を見せ、第4クォーター終了間際には87-84と逆転に成功し、残り1.3秒。最後のワンプレイで、同店の3Pを決められ、試合はオーバータイム(延長戦)へともつれ込みます。
相手に流れた勢いを止めたかったブロンコスでしたが、延長戦の末、96-101で悔しい敗戦となりました。
このゲーム、立川ダイスはここぞという場面でアウトサイドのシュートが確実に決まりました。特に、残り1.3秒で沈められたブザービーターは、間違いなくこのカードの主導権を相手に渡してしまう決定的な一撃でした

【GAME1 活躍選手スタッツ(さいたまブロンコス)】
- #6 ケネディ・ミークス選手:27得点、11リバウンド(ダブルダブルの大黒柱の活躍!)
- #66 松下 裕汰選手:21得点(3Pシュートも3本沈め、攻撃を牽引!)
- #0 トレント・バットリック選手:18得点、10リバウンド(インサイドで体を張り、ダブルダブル!)
GAME2:前半は食らいつくも、後半にまさかの失速
試合結果:さいたまブロンコス 89 – 108 立川ダイス
後がなくなった第2戦。前半終了時点では43-50と、立川ダイスにリードを許しながらも十分に射程圏内の接戦を演じていました。
しかし、後半に入ると1戦目と同様に徐々に不穏な空気が流れ始めます。打っても打ってもリングに嫌われるような不運なシーンが多くなり、逆に立川ダイスに第3クォーターだけで32失点を喫してしまいます(第3クォーターのスコアは16-32)。最終第4クォーターは30-26と意地を見せたものの、点差を埋めることはできず、89-108での大敗となりました。
【GAME2 活躍選手スタッツ(さいたまブロンコス)】
- #5 デビン・オリバー選手:20得点、7リバウンド(苦しい時間帯でもチームを引っ張る!)
- #8 多嶋 朝飛選手:13得点(ベテランらしい落ち着きでオフェンスをメイク)
- #0 トレント・バットリック選手:9得点、11リバウンド(2試合連続の二桁リバウンドで奮闘)
- #91 片岡 大晴選手:9得点(限られた出場時間で存在感を発揮)
素晴らしい相手にリスペクトを。立川ダイスブースターへの賛辞
悔しい敗戦のなかで、特筆すべきは対戦相手である立川ダイスのサポーター(ブースター)の皆様の素晴らしさです。
彼らの応援のまとまり具合は素晴らしく、アリーナに響く声援が見事に揃っていました。また、熱狂的でありながらも、さいたまブロンコスに対する敬意(リスペクト)もきちんと払う、まさに「素晴らしいブースター」の姿がありました。
来シーズン(2026-27)から始まる「B.革新」とは?Bリーグの編成が大きく変わる
Bリーグは、日本バスケットボール界をさらなる高みへ引き上げるため、2026-27シーズンより「B.革新」と呼ばれる大きな構造改革を実施します。※Bリーグ公式発表(B.革新特設サイト)に基づく情報です。
これまで私たちが慣れ親しんだ「B1・B2・B3」というカテゴリー分けと、毎シーズンの成績による昇降格制度が劇的に変わります。
「Bプレミア」「Bワン」「Bネクスト」の3階層へ
来シーズンからは、リーグの名称と編成が以下の3つのディビジョンに再編されます。
- B.LEAGUE PREMIER (Bプレミア): トップクラスのアリーナと強固な事業基盤を持つ、Bリーグの最高峰。
- B.LEAGUE ONE (Bワン): Bプレミアを目指し、地域に密着しながら激しい戦いを繰り広げるディビジョン。
- B.LEAGUE NEXT (Bネクスト): 新たなプロクラブの登竜門となるディビジョン。
競技成績による「入れ替え戦(昇降格)」の廃止
B.革新における最大のトピックは、単年度の競技成績(勝敗)による自動昇降格や入れ替え戦が廃止されることです。
これまでは「リーグで優勝すれば昇格」「下位になれば降格」というわかりやすい図式でしたが、これが撤廃されます(エクスパンション型の導入)。これは、降格のリスクに怯えることなく、各クラブが地域と連携しながら中長期的な視点でアリーナ建設やチーム強化(投資)を行えるようにするための抜本的な改革です。
さいたまブロンコスの位置づけは?来シーズンは「B.LEAGUE ONE(Bワン)」へ参入!
さて、さいたまブロンコスは、この新体制でどこに所属するのでしょうか。さいたまブロンコスは来シーズン(2026-27シーズン)から「B.LEAGUE ONE(Bワン)」へ参入することが正式に決定しています。
これは、クラブとファンが一体となって成し遂げた大きな快挙です。Bワンに参入するためには、高い事業基準(売上高や平均入場者数など)を満たす必要がありました。2023-24シーズンには、私たちファンがアリーナに足を運び続けた結果、平均入場者数1,500人という厳しい基準をクリアし、見事ライセンス要件を充足しました。
チーム編成はどう変わる?Bワンでの戦い方
Bワンは、従来のB2からさらにグレードアップした、非常にハイレベルなリーグになると予測されています。全国の強豪クラブがひしめく中、さいたまブロンコスも新時代に向けたチーム編成を進めています。
入れ替え戦がないとはいえ、リーグ内での勝利を目指すプロの矜持は変わりません。むしろ、降格のプレッシャーがない分、よりアグレッシブで魅力的なバスケットボールが展開されることが期待できます。新経営陣体制のもと、強力なスポンサーのサポートも受けながら、未来を見据えた「シン・ブロンコス」の戦い方に注目です。
入れ替え戦がない?Bリーグの今後と「昇格」の条件
「入れ替え戦がないなら、どうやって最高峰の『Bプレミア』に昇格するの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。ここが、これからのBリーグを読み解く最重要ポイントです。
競技成績ではなく「事業力」が鍵を握る
今後のBリーグでは、上のディビジョンへ参入(エクスパンション)するための条件が、「競技成績(順位)」から「事業力(売上高・入場者数・アリーナ基準)」へと完全にシフトします。
具体的に、将来的にBプレミアへ参入するためには、以下のような厳しい基準をクリアする必要があります。
| 審査項目 | Bプレミア 参入基準(※概算・目安) |
| 売上高 | 12億円以上 |
| 平均入場者数 | 4,000名以上 |
| アリーナ基準 | 5,000席以上の基準を満たすアリーナ |
いつか「Bプレミア」へ!今後のさいたまブロンコスの展望
つまり、さいたまブロンコスがBワンで確固たる地位を築き、いつか最高峰の「Bプレミア」へ足を踏み入れるためには、コート上の選手たちの頑張りだけでなく、クラブの事業規模拡大と、地域を巻き込んだ圧倒的な熱狂(=観客動員)が不可欠になるのです。
特に入場数を増やすにはそれなりのアリーナが必要になりますが、埼玉県内にその基準を満たすものが現在は無く、今後アリーナの建設または改装を行って5000席以上、平均4000名以上の入場を実現しなければならないのです。(今シーズン所沢市民体育館で4,000名を超えた事がありました。)
さいたまブロンコスは、埼玉という巨大なマーケットを背負っています。チームが成長軌道を描き、地域コミュニティの中心となることで、Bプレミア参入という大きな夢は決して不可能ではありません。
狭山市からさいたまブロンコスを後押ししよう!
制度が変わっても、プロスポーツの主役が「ファン」であることは変わりません。むしろ、B.革新以降の世界では、ファンの存在意義がこれまで以上に大きくなります。
ファンの「応援」がチームの未来を決める最大の理由
前述の通り、上のステージへ行くための最大の壁は「平均入場者数」です。私たち一人ひとりがアリーナへ足を運ぶこと、友人や家族を誘って試合を観戦することが、そのまま「チームの昇格(ライセンス獲得)」に直結するシステムになりました。
埼玉県内の各地から、毎試合のように熱心なファンがアリーナへ詰めかけること。それが、チームに対する最大の支援であり、クラブの価値を高める原動力となります。
