入間航空祭2025開催! 全国から集まった航空ファンが空を見上げた一日
2025年11月3日(月・祝)、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)にて「入間航空祭2025」が開催され、待ちわびた多くの航空ファンや家族連れで賑わいました。今年は昨年と違い、開催時間が8時~13時と短縮され、飛行展示は午前中で全て終了するというプログラムに変更されて開催されました。

入間航空祭は、都心からのアクセスの良さもあり、例年20万人を超える人々が航空機を見ようと航空自衛隊入間基地内や狭山市・入間市周辺の講演や河川敷に集まる国内最大級の航空祭です。今年もその人気は健在で、早朝から基地周辺や入間川の河川敷には、カメラを構えたファンやレジャーシートを広げる家族連れで溢れかえりました。
奇跡の青空! ブルーインパルス、曇天から圧巻のアクロバット
イベント最大の目玉である、第4航空団第11飛行隊「ブルーインパルス」の曲技飛行は、予定通り11時05分から開始されました。
しかし、飛行開始時の上空はあいにくの厚い雲に覆われていました。ブルーインパルス離陸後、無線通信により入念なウェザーチェックが行われたあと、スモークを出して空中演舞を開始。序盤は雲を避けるように飛行位置を変更しながら、演目が行われていきました。
途中から厚くひろがっていた雲が徐々に流れ始め、「青空」が広がり始めます。
この天候回復を受け、ブルーインパルスは即座に対応。白い雲と鮮やかな青空の両方を背景に、スモークで美しい弧を描き始めました。

「キューピット(ハートを射抜く)」や「スター」といった演目は前日に行われた予行練習とほぼ同じ位置で行われ、雲の白と空の青という絶妙なコントラストの中で披露され、曇天用の飛行区分で始まりながらも、最後は太陽の光を浴びて輝く機体と、ドラマチックな空の情景がファンの心を掴みました。
C-2輸送機からF-15まで、多彩な航空機が集結
入間航空祭の魅力はブルーインパルスだけではありません。
- 地上展示: 入間基地所属のC-2(大型輸送機)やU-680A(飛行点検機)をはじめ、全国の基地から集まったF-15(戦闘機)やF-2(戦闘機)、救難ヘリコプター(UH-60J)などが翼を並べ、来場者は機体を間近で見たり、写真に収めたりしていました。
- 飛行展示: C-2輸送機からのパラシュート部隊の降下、T-4練習機、CH-47J輸送ヘリコプターなどが飛行を行いました。

今年は開催時間が8時~13時までとプログラムが変更され、開催時間が短くなりました。それでも狭山市の人口を上回る人が会場やその周辺に集まりました。
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航空自衛隊入間基地
