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認知件数、被害金額が増加傾向
埼玉県警が発表した埼玉県内における特殊詐欺被害の認知件数と被害金額の推移によると、平成30年をピークに減少傾向にあった特殊詐欺被害について、再度増加傾向にあることがわかりました。
特殊詐欺の中でも未だに多い「オレオレ詐欺」
令和5年度埼玉県内で発生した特殊詐欺被害全体で1,336件、被害額はおよそ31億円となっています。この中でも未だに多いのが息子の名前を語り電話をかけ、高齢者を誘導して振り込みをさせたり、直接現金を詐取する「オレオレ詐欺」です。
狭山市内では、令和5年12月末までのデータで、認知件数として特殊詐欺被害全体で22件で、令和4年が55件だった事と比較すると大幅に減少となりました。この22件の中で最も多かったのも「オレオレ詐欺」の8件で、次が還付金詐欺の6件となっています。
このような状況を見て、狭山市では特殊詐欺対策機器導入補助金を用意し、狭山市在住の65歳以上の方が特殊詐欺対策機能が付いた電話機などを購入する際に購入金額を補助しています。
特殊詐欺被害は高齢者だけじゃない
オレオレ詐欺については高齢者が多い詐欺被害ですが、特殊詐欺被害は10代、20代でも発生している事件です。特に架空料金請求詐欺などは、若い人たちにも多く被害が出ています。
このような詐欺は人の弱みや孤立した人を狙っているため、普段から情報共有できるような姿勢で生活していく事が重要といえます。