グランドオープンを迎えた狭山市の「そよら」はどんな感じ?

埼玉県初の新都市型ショッピングセンター「そよら武蔵狭山」

by i Sayama事務局
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 地元住民にとっては待望のショッピングエリア

2023年9月26日(火)、イオン武蔵狭山店の跡地に、イオンリテールが手掛ける新都市型ショッピングセンターとして「そよら武蔵狭山店」がオープンしました。このショッピングセンターは、イオンが小商圏の新しい形のショッピングセンターとして展開するものです。

SOYORA SAYAMA アイサヤマ i-Sayama
イオンモールここは周辺に住宅やマンションが立ち並ぶエリアでもあるため、イオン武蔵狭山店が2020年に閉店してから、周辺に住む住民からは日用品の買い物ができなくなったという不便さを訴える声が多く上がっていました。

一般公募により愛称は「そよら」に!

最初に気になるのが「そよら」という不思議な言葉の由来です。これは、2020年ごろに、今後イオンが手掛ける商業施設の愛称として一般に募集をかけたものの中から選ばれたもので、「ら、って、しんでって!」という言葉に含まれる文字を取って集めたもので、「日常にさわやかなそよ風が吹き込むように人々の生活をよくする施設になる」という意味合いも含んでいるそうです。

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イオンモール

店舗数は抱負も、コンパクトな専門店

イオンが手掛ける新しい小商圏に対応するショッピングセンターは地域住民の日常的な買い物が中心となるため、他のエリアからの集客はあまり想定していないと感じます。もっと言えば大きめのコンビニのようなイメージでしょうか。

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イオンモール

専門店は複数入っているも、どれもコンパクトな店舗が多く、最も一般的なニーズに対応した品揃えになっているようです。飲食店も席数は少なめで、フードコートのように人が滞在できるようなスペースはほとんどありません。

SOYORA SAYAMA アイサヤマ i-Sayama イオンモール

書店や文具店、100円ショップなども、日常的に必要なものや消耗品などを中心に商品をラインナップしているようでした。ペットショップのPETEMOは犬猫をペットにしている人にターゲットを絞っており、ちょうど入間川周辺にはホームセンターがなくペットの消耗品などを購入できる場所がないため、このペット需要にも対応した形となっています。

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イオンモール

食料品、衣料品、ドラッグストアは1Fにまとめられていて、処方箋も受け取れます。食料品コーナーは出入り口にも近くちょっとした買い物でもコンビニ感覚で立ち寄れそうです。冷凍食品についても品数が豊富に用意されています。

衣料品は高齢者やファミリー層の多い地域性を加味した商品ラインナップになっている感じです。

1Fの外にはクリーニング店、理容室、ヘアカラー専門店と、こちらも生活に必要なサービス店舗が用意されています。クリーニング店は、店舗営業時間外でも自動対応機により、クリーニングの受付と受け取りができるようになっているため、営業時間中になかなかクリーニングを出しに行けない人にはとても便利な店舗になっています。

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暮らしのニーズを必要十分に詰め込んだ店舗

このように三食の食事の買い物や医薬品の受け取り、各種消耗品など、暮らしの中で不足したものが調達でき、ヘアカットやカラー、など日常生活をサポートする店舗となって生まれ変わったイオン改め「そよら」は決まったものを購入しに行く、あまり長時間滞在しないような場所とも言えます。

残念だったのが、動線の悪さです。1Fと2Fの移動が外にあるエスカレーターが中心で、その1か所で、1F駐車場の止める場所によっては、エレベーター入り口前にガードレールが敷かれているため、大きく迂回してはいらなければなりません。

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また、2Fには、自転車やバイクの駐車ができないため、2輪車は全て1回に回されてしまいます。100円ショップや文具店へのちょっとした買い物は、一度1Fに行ってから2Fへ上ります。このあたりは、運用で解決できるため、地域の声を聴いてより使いやすい店舗へと改良していってほしいものです。

いずれにせよ、ニチイ、サティ、イオンと昔から地域のショッピングセンターとして利用されてきた場所に、新しくなってショッピングセンターがもどってきたことは、地域の人たちの利便性が戻ってきたと言えます。

狭山市内では、入曽地区にもこのような店舗が計画されているため、冒頭にも述べたように、今後は各地域の小商圏を狙った、地域の人のための店舗がコンビニのお株を奪うように現れてくるのかもしれません。

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