2025年11月9日(日)に行われた2025/26 SOMPO WEリーグ第13節、ちふれASエルフェン埼玉(EL埼玉)は、ヨドコウ桜スタジアムにてセレッソ大阪ヤンマーレディース(C大阪)と対戦しました。今期2勝目を狙うEL埼玉にとって重要な一戦となりましたが、惜しくも0対1で敗戦を喫しました。
試合当日の環境は雨、気温17.1℃、湿度90%という厳しいコンディションでしたが、1,046人の入場者が見守る中、両チームは熱い戦いを繰り広げました。
前半:粘り強く戦うも一瞬の隙を突かれる
試合序盤、EL埼玉も積極的にゴールを狙いにいきます。前半23分には、佐野田選手が抜け出してシュートを狙うシーンがあり、また、木村未来選手もフリックからのシュートを放ちましたが、惜しくもゴール上を越えていきました。
しかし、前半36分、C大阪に先制を許してしまいます。C大阪はドリブルで選手2人に囲まれながらも突破し、落ち着いてボールを受けた中谷莉奈選手がシュートを決め、これが彼女のWEリーグ初ゴールとなりました。EL埼玉は粘り強く守っていましたが、この失点により0-1で前半を折り返します。
後半:クロスバー直撃のロングシュート
後半開始時には、EL埼玉は長江伊吹選手に代わり栃谷美羽選手を、藤原加奈選手に代わり髙橋美夕紀選手を投入するなど、巻き返しを図ります。
試合が動いたのは後半77分。EL埼玉が素晴らしいリズムで攻撃を展開する中、木村選手からのパスを受けた栃谷美羽選手がロングシュートを放ちます。誰もがゴールに入ったかと思われた強烈な一撃でしたが、惜しくもクロスバーを直撃し、同点弾とはなりませんでした。
さらにEL埼玉は、試合終盤まで猛攻を仕掛けます。セットプレーの機会では、瀬戸口梢選手、髙橋美夕紀選手らが積極的にゴールを狙い、相手にとって「怖かった」と感じさせるほどの脅威を与えました。
この試合でのシュート数はEL埼玉が8本、C大阪が13本という記録が残っていますが、EL埼玉の選手たちは最後まで勝利を目指して攻め込み続けました。
悔しい惜敗、次節へ前を向く
EL埼玉は最後までC大阪の守備を崩しきることができず、0対1で試合終了を迎えました。C大阪は連敗から脱出しましたが、EL埼玉にとっては悔しい一敗となりました。
しかし、後半に見せた攻撃的な展開や、栃谷選手の決定的なシュート、そしてセットプレーでの集中力は、次節、リーグ最終戦へ繋がる大きな収穫です。選手たちは悪天候の中、懸命にプレーしました。
この悔しさをバネに、ちふれASエルフェン埼玉の選手たちは、次の試合での勝利を目指して前進します。引き続き、熱いご声援を選手たちに送りましょう!頑張れエルフェン!
