イヴの夜、北米軍が60年以上続けるサンタの追跡イベントが開催されます。

by i Sayama事務局
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サンタクロースはいる?いない?

12月24日イヴの夜にサンタクロースは北極点を出発し、世界中の子どもたちにプレゼントを届けています。貧しい子の家に来るケースが多く、一般の人でサンタクロースの恩恵を受けた人は多くないはずです。このような噂を聞いた人たちが自分の子どもたちにも来たことにして喜ばせるという考え方が広まり、世界中でサンタクロースのイベントがいろいろと形を変えて行われているようです。「サンタさんに欲しいものをお願いする」なんていうのは言い伝えが地域によって都合よくかわったものになります。

サンタクロースはかつてある貧しい家に金貨を送ったことがあります。煙突から投げ入れたコインは暖炉近くの靴下に丁度入ったようで、これが靴下にプレゼントを入れる風習になったといわれています。

北米軍がクリスマスイブの日にサンタクロースを追跡!

北米で60年以上も行われているのがノーラッド・トラックス・サンタというイベントです。実はこのイベントは米国のあるスーパーマーケットのチラシのミスプリントから始まりました。1955年、そのスーパーがクリスマスのイベントとしてサンタと話ができるという専用電話番号を用意したら、なんとその番号をミスプリントして配布してしまい、この電話が米国中央望遠航空軍基地のホットラインの番号だったのです。

イベント当日、ホットラインは子供たちからの電話でパンク状態。子供たちからの質問を受け、当時の司令官は実際にサンタが北極から南に向かった形跡がないかレーダーで確認し、その状況を子どもたちに伝えていきました。

以来、今日まで毎年行われているイベントで、年々その規模は大きくなっていきました。

サンタの追跡までのカウントダウン

どうやってサンタを追跡する?

1955年以来、NORAD職員だけでなくボランティアスタッフも手伝いながらサンタの追跡が行われています。子供からの連絡への対応は電話やメールで行われていて、追跡にはNORADが保有する高度な設備により追跡を行っています。サンタの飛行経路に関する情報源としてNORADからの情報は世界中で利用されています。

北極点を出発するサンタを追跡するためにレーダーシステムが利用されています。サンタが飛び立った瞬間をとらえた後、ミサイル発射を監視している人工衛星によりサンタの追跡が始まります。トナカイのリーダー「ルドルフ」の赤い鼻が赤外線センサーに反応を示すため、位置を探知できます。さらにジェット戦闘機CF-18を飛行させサンタを歓迎します。

追跡した情報は、クリスマスイヴ当日からNORAD TRACKS SANTA公式サイトにてライブ配信されます。

サイトには、子どもたちからよく聞かれるサンタクロースへの質問とその答えを沢山見る事ができます。また、サイト内にはゲームコンテンツやNORADに関する情報、クリスマスに関する情報や知識が手に入ります。

※イヴ当日になると、以下の画像がサンタのトラッキング情報に変わります。

楽しいクリスマスを!

クリスマスは家族で過ごす日です。子供たちから沢山の質問に適切にこたえられるように、クリスマス前にノーラッド・トラックス・サンタのページをのぞいておき、当日はサンタの追跡を見ながら楽しいクリスマスをお過ごしください。

▼NORAD TRACKS SANTA

https://www.noradsanta.org/

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