「防災訓練」と聞くと、みなさんは何を思い浮かべますか? 「地域のイベントで参加したことがある」「なんとなく大事なのはわかるけど、何をすれば…」 そんな風に感じている方も多いかもしれません。
災害は、私たちが「忘れたころ」にやってきます。 「うちの地域は大きな災害が少ないから」と安心していると、いざという時に自分や大切な家族を守る行動がとれないかもしれません。
なぜ、日ごろから「防災訓練」や「災害への意識」が必要なのでしょうか? 今日からできる意識改革として、その必要性をご紹介します!
📢 そもそも、なぜ「訓練」が必要なの?
災害は「非日常」です。 大きな地震、台風による水害…そんなパニック状態の時、人は練習していないことをいきなり実行することができません。
ここで伝えたいのは、まさにこの点です。
- 「知っている」と「できる」は大違い! 「
避難場所は〇〇小学校」と頭で知っていても、実際に危険が迫る夜道や雨の中、そこへたどり着けるでしょうか? - 「いざ」という時の冷静な判断のため
訓練は、災害時のパニックを最小限にするための「心の準備」です。「こうなったら、こう動く」というシミュレーションを一度でも体験していれば、冷静さを保つ助けになります。 - 家族の「共通認識」が命を救う
「もし家族がバラバラの場所にいたら?」「連絡が取れなかったら?」 訓練や日ごろの話し合いを通じて、家族の安否確認の方法や集合場所を決めておくこと。これこそが、最大の防災対策の一つです。
✨ 「我が家の防災」3つのステップ
大きな総合防災訓練に参加するのも素晴らしいことですが、防災の第一歩は「我が家」から始まります。 今日からできる「我が家の防災訓練」ステップを見てみましょう!
ステップ1:知る「我が家のリスクと避難場所」
まずは敵を知ることから。みなさん、地域の「防災マップ(ハザードマップ)」を見たことはありますか?
- 自宅のリスク確認: 自分が住んでいる場所が、洪水で浸水しやすいのか、土砂災害の危険があるのか。
- 避難場所の再確認: 指定されている「避難所」はどこか?
- ルートの確認: 夜間や悪天候でも安全に行けるか? 実際に家族で歩いてみるのが一番です!
ステップ2:決める「家族のルール」
災害時に家族が離れ離れになる可能性は十分にあります。
- 連絡方法: 携帯が繋がらない時どうする? 災害用伝言ダイヤル「171」の使い方を知っていますか?
- 集合場所: 第一次避難場所(近所の公園など)、第二次避難場所(避難所)を具体的に決めておきましょう。
- 役割分担: 「パパが火の始末」「ママが非常用リュックを持つ」など、ざっくりと決めておくだけでも違います。
ステップ3:備える「ローリングストック」
「非常食」と聞くと難しく感じますが、普段食べているものを少し多めにストックする「ローリングストック」なら簡単です。
- 水(1人1日3L目安)
- レトルトご飯、カップ麺、缶詰
- カセットコンロ
- モバイルバッテリー
- 簡易トイレ
「食べては買い足し、食べては買い足し」を繰り返すことで、常に新しい備蓄が家にある状態を保てます。 「あ!防災リュックの中の水、賞味期限切れてた…」なんてことも防げますよ。
まとめ:防災は「意識」から。今日、家族と話そう
災害は「いつか」ではなく「今日」くるかもしれません。
「いざという時」に後悔しないために、まずは防災訓練の重要性を再認識し、できることから一つずつ始めてみませんか?
一番簡単な防災訓練は、「今日、食卓で『もしも』の話をしてみること」です。
狭山市では、11月16日(日)に防災意識を高めるためのイベント「第2回いつもしフェスタ(防災フェスタ)」が開催されます。ぜひ、家族の防災意識を高めるためのイベントに参加してみませんか?
いざというときに必ず役に立つはずです!
